freee会計の取引先データを取得する

freee会計から取引先データを取得する方法について

このレシピについて

freee会計の「取引先データ」とは

freee会計では、取引先の情報をマスタとして登録することで、取引の際に入力する摘要の管理を効率化できます。 (参考:取引先を登録する - freeeヘルプセンター

freee 会計API を利用することで、指定した事業所に登録された取引先データ(マスタ)の一覧を取得できます。

freee会計の「取引先データ」の構造

{
  "partners": [
    {
      "id": 1,
      "code": "code001",
      "company_id": 1,
      "name": "ABC商店",
      "update_date": "2019-12-17",
      "available": true,
      "shortcut1": "ABC",
      "shortcut2": "501",
      "org_code": 1,
      "country_code": "JP",
      "long_name": "新しい取引先正式名称",
      "name_kana": "アタラシイトリヒキサキメイショウ",
      "default_title": "御中",
      "phone": "03-1234-xxxx",
      "contact_name": "営業担当",
      "email": "[email protected]",
      "payer_walletable_id": 1,
      "transfer_fee_handling_side": "payer",
      "qualified_invoice_issuer": false,
      "invoice_registration_number": "T1000000000001",
      "address_attributes": {
        "zipcode": "000-0000",
        "prefecture_code": 4,
        "street_name1": "XX区YY1−1−1",
        "street_name2": "ビル1F"
      },
      "partner_doc_setting_attributes": {
        "sending_method": "posting"
      },
      "partner_bank_account_attributes": {
        "bank_name": "freee銀行",
        "bank_name_kana": "フリーギンコウ",
        "bank_code": "0001",
        "branch_name": "銀座支店",
        "branch_kana": "ギンザシテン",
        "branch_code": "999",
        "account_type": "ordinary",
        "account_number": "1010101",
        "account_name": "フリータロウ",
        "long_account_name": "freee太郎"
      }
    }
  ]
}

Anyflow Embedで取得する

Anyflow Embedでfreee会計の取引先データを取得する手順を紹介します。

freee会計の取引先データをスプレッドシートに一括追加するというシンプルなソリューションを作成し、取引先に含まれるデータを把握します。

1. Clickトリガーを設定する

Clickトリガーを設定します。

2. freee会計コネクタを設定する

freee会計コネクタを追加します。

3. 事業所の入力アシストを設定する

以下の通りエンドユーザー変数を作成します。

ウィザードの設定に移動します。 「事業所」のエンドユーザー変数の入力方法をアシストにし、事業所一覧を取得できるようにします。

4. freee会計のカスタムアクションを設定する

ソリューションエディタに戻り、freee会計コネクタを以下の通りに設定します。

設定項目名
設定値

カスタムアクション名

取引先データを取得

HTTPメソッド

GET

リクエストパス

api/1/partners

リクエストヘッダー

※ 設定不要

リクエストタイプ

※ 設定不要

レスポンスヘッダー定義

※ 設定不要

レスポンスタイプ

json

「リクエストURLパラメータ」ではキーにcompany_idを、値にはエンドユーザー変数の「事業所」を設定します。

また、「レスポンスボディ定義」には以下の設定を行います。

{
  "partners": [
    {
      "id": 1,
      "name": "ABC商店",
      "name_kana": "アタラシイトリヒキサキメイショウ",
      "contact_name": "営業担当",
      "email": "[email protected]"
    }
  ]
}

5. スプレッドシートの列名を設定する

スプレッドシートコネクタを追加し、以下の通りに設定を行います。

設定項目名
設定値

アクション

1行追加

スプレッドシートID

任意のスプレッドシートID

シートID

任意のシートID

「ヘッダーの列名」は以下の通りに設定します。

id
name
name_kana
contact_name
email

「行データ」にも同じ様に設定します。

6. スプレッドシートに一括追記する

スプレッドシートコネクタを追加し、以下の通りに設定を行います。

設定項目名
設定値

アクション

行を一括追加

スプレッドシートID

任意のスプレッドシートID

シートID

任意のシートID

「ヘッダーの列名」は以下の通りに設定します。

id
name
name_kana
contact_name
email

「リストソース」は以下の通りに設定します。

「要素フィールド」は以下の通りに設定します。(「i番目のpartner」から項目を選択します。)

7. ウィザードを設定する

必要な認証をウィザードに追加します。

8. テストを行う

テストを行うと、スプレッドシートにデータが追加されていることがわかります。

最終更新