freee会計の事業所データを取得する

freee会計から事業所データを取得する方法について

このレシピについて

freee会計の「事業所データ」とは

freee会計の事業所データとは、ユーザーが所属する事業所の一覧データです。 (参考:freee会計のメンバー招待・権限 - freeeヘルプセンター

freee会計の「事業所データ」の構造

{
  "companies": [
    {
      "id": 1,
      "name": "freee事務所",
      "name_kana": "フリージムショ",
      "display_name": "freee事務所",
      "role": "admin"
    }
  ]
}

freee会計APIにおける位置づけ

freee会計のいくつかのAPIでは、事業所IDがリクエストの必須項目となっており、そういったAPIを実行するためには事前に事業所データを取得しておく必要があります。

ただしAnyflow Embedでは、エンドユーザー変数でアシストを設定することで、事業所データの取得が自動的に行われます。エンドユーザーが所属する事業所をリストの中から選択すると、選択した事業所に対応する事業所IDがソリューションの中で使用できます。

そのため、基本的にはソリューションの中で事業所データを独自に取得する必要はありません。

本レシピでは、上記のアシストが目的に合わず使えない場合や、事業所の一覧を取得したい場合のために、独自に事業所データを取得する方法を紹介します。

Anyflow Embedでfreee会計の事業所データを取得する手順を紹介します。

Anyflow Embedで取得する

freee会計の事業所データをスプレッドシートに一括追加するというシンプルなソリューションを作成し、事業所に含まれるデータを把握します。

1. Clickトリガーを設定する

Clickトリガーを設定します。

2. freee会計のカスタムアクションを設定する

freee会計コネクタを追加します。

以下の通りに設定を行います。

設定項目名
設定値

カスタムアクション名

事業所データを取得

HTTPメソッド

GET

リクエストパス

api/1/companies

リクエストURLパラメータ

※ 設定不要

リクエストヘッダー

※ 設定不要

リクエストタイプ

※ 設定不要

レスポンスヘッダー定義

※ 設定不要

レスポンスタイプ

json

また、「レスポンスボディ定義」には以下の設定を行います。

{
  "companies": [
    {
      "id": 1,
      "name": "freee事務所",
      "name_kana": "フリージムショ",
      "display_name": "freee事務所",
      "role": "admin"
    }
  ]
}

3. スプレッドシートの列名を設定する

スプレッドシートコネクタを追加し、以下の通りに設定を行います。

設定項目名
設定値

アクション

1行追加

スプレッドシートID

任意のスプレッドシートID

シートID

任意のシートID

「ヘッダーの列名」は以下の通りに設定します。

id
name
name_kana
display_name
role

「行データ」にも同じ様に設定します。

4. スプレッドシートに一括追記する

続けてもう1つスプレッドシートコネクタを追加し、以下の通りに設定を行います。

設定項目名
設定値

アクション

行を一括追加

スプレッドシートID

任意のスプレッドシートID

シートID

任意のシートID

「ヘッダーの列名」は以下の通りに設定します。

id
name
name_kana
display_name
role

「リストソース」は以下の通りに設定します。

「要素フィールド」は以下の通りに設定します。(「i番目のcompany」から項目を選択します。)

5. ウィザードを設定する

必要な認証をウィザードに追加します。

6. テストを行う

テストを行うと、スプレッドシートにデータが追加されていることがわかります.

最終更新