アクションの自動リトライ

アクションの再試行(リトライ)について

以下の場合に、アクションが再試行(リトライ)される可能性があります。

  • SaaS側のシステム障害

  • APIのリクエスト回数の制限

  • SaaS側のメンテナンス発生時にソリューションが実行された場合

冪等性が担保される(何回実行しても同じ結果になる)リクエストに対して、再試行されます。

共通仕様

  • 再試行はAPIリクエストレベルで実行されます。

    • 例:アクション内でAリクエスト、Bリクエスト、といった2回のAPIリクエストが行われる場合、Bリクエストでエラーになったからといって、アクション自体(Aリクエストまで)再試行されることはありません。

  • 再試行の条件や試行回数はソリューションエディタ上から指定することはできず、コネクタのアクションごとに決まっています。

  • 再試行遅延時間は、

    • Retry-After ヘッダーがあればその値に準拠します。(最小は 1 秒 、最大は 300 秒)

    • Retry-After ヘッダーがなければ60 秒です。

デフォルトの挙動

コネクタのアクションについて特段調整をしていない場合、デフォルトでは以下の挙動で再試行を行います。

デフォルトの挙動

  • 再試行条件:

    • ステータスコード:429, 500, 502, 503, 504, 507 のいずれかの場合 ※これ以外のステータスコードは即APIエラーとして記録されます

    • HTTPメソッド:GET, OPTIONS のいずれかの場合 ※POST等はデータベースの二重書き込みを防ぐためにデフォルトの再試行には含めていません

  • 再試行回数:2回

専用アクションによって変更可能な挙動

上記のデフォルト挙動に対し、連携コネクタの専用アクションは再試行の条件等を変更することが可能です。

自社サービスのコネクタをAnyflowに開発依頼する際に、ご希望があればデフォルトから変更いたします。

変更可能な挙動

  • 再試行条件

    • 再試行対象のステータスコード/レスポンスボティを指定可能です。

    • 「ステータスコードが 404 だったら」「レスポンスボティに "limited" が含まれていたら」といった指定が可能です。

  • 再試行対象のメソッド指定

    • 「PUTのみ」「DELEETとGETのみ」といった指定が可能です。

  • 再試行回数:0~5回

カスタムアクションについて

  • カスタムアクションではデフォルトの挙動が適用されます。基本的にカスタマイズはできません。

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