ソリューションの再実行
最終更新
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エラーになった実行履歴については、エンドユーザーが「再実行ボタン」を押すことで自身で再実行することができます。連携先のサーバーが500エラーになっているなど、一時的なエラーを解決するために有効です。
再実行は、エラーになった際のデータを用いて再実行を試みます。 したがって、エラーになっている内容によっては再実行を試みてもエラーが解決できない場合がございます。 実行に失敗しており、アーカイブ(30日経過)されていない実行履歴にのみ、再実行ボタンが表示されます。 ボタンが表示されている限り、実行に成功するまでは何度でも再実行をトライできます。
エンドユーザー側でエラーになった連携ソリューションを再実行するには、該当する連携ソリューションのウィザードを開きます。
エラーになっている行の「再実行」ボタンをクリックします。
確認画面が表示されるので、内容を確認しボタンをクリックします。
エラーになった連携ソリューションの、エラー時のデータを再利用して再度実行を試みます。
はい、失敗し続けます。再実行ボタンは、失敗した際のデータを再利用します。再実行ボタンのメインユースケースは、連携先のサーバーが500でエラーになったなどの一時的なエラーに有効な機能です。
はい、修正された状態で再実行されます。
はい、再実行可能です。例えば初回実行で100件のSalesforceレコードを取得し、そのうち5件についてソリューション内でエラーが発生したとき、それら5件のレコードの実行履歴にはそれぞれ、再実行ボタンが表示されます。
いいえ、できません。
いいえ、再実行の回数に制限はなく、何度でも再実行することが可能です。
以下の場合に、アクションが再試行(リトライ)される可能性があります。
SaaS側のシステム障害
APIのリクエスト回数の制限
SaaS側のメンテナンス発生時にソリューションが実行された場合
冪等性が担保される(何回実行しても同じ結果になる)リクエストに対して、再試行されます。
再試行はAPIリクエストレベルで実行されます。
例:アクション内でAリクエスト、Bリクエスト、といった2回のAPIリクエストが行われる場合、Bリクエストでエラーになったからといって、アクション自体(Aリクエストまで)再試行されることはありません。
再試行の条件や試行回数はソリューションエディタ上から指定することはできず、コネクタのアクションごとに決まっています。
再試行遅延時間は、
コネクタのアクションについて特段調整をしていない場合、デフォルトでは以下の挙動で再試行を行います。
デフォルトの挙動
再試行条件:
ステータスコード:429, 500, 502, 503, 504, 507 のいずれかの場合 ※これ以外のステータスコードは即APIエラーとして記録されます
HTTPメソッド:GET, OPTIONS のいずれかの場合 ※POST等はデータベースの二重書き込みを防ぐためにデフォルトの再試行には含めていません
再試行回数:2回
上記のデフォルト挙動に対し、連携コネクタの専用アクションは再試行の条件等を変更することが可能です。
自社サービスのコネクタをAnyflowに開発依頼する際に、ご希望があればデフォルトから変更いたします。
変更可能な挙動
再試行条件
再試行対象のステータスコード/レスポンスボティを指定可能です。
「ステータスコードが 404 だったら」「レスポンスボティに "limited" が含まれていたら」といった指定が可能です。
再試行対象のメソッド指定
「PUTのみ」「DELEETとGETのみ」といった指定が可能です。
再試行回数:0~5回
カスタムアクションについて
カスタムアクションではデフォルトの挙動が適用されます。基本的にカスタマイズはできません。
ヘッダーがあればその値に準拠します。(最小は 1 秒 、最大は 300 秒)
ヘッダーがなければ60 秒です。